次の日


「お世話になりました。」

「小春ちゃん早く治ってよかったね。」

「はい。」

「小春。」

えっ…?

今のって蓮にぃの声。

何で今小春だったの?


「お母さん…仕事でいないんだろ?」

「うん」

「だったら…送っててやる。俺も今から帰るし。」

「……ホントに?」

「おう。早く行くぞ。」




蓮にぃの車に乗った。

「なぁ…ハル…」

あれ?戻っちゃった。

「…なに?」

「好きな人とか…」

「いるよ。」

「やっぱり…な…最近うれしそうな顔して携帯眺めてるんだもん…いると思った。」

「違うよ。うれしそうにしてたのは、毎日好きな人と…」