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「ねーねーっ
葵って好きな人っていないのぉ?」



―――――――放課後



私と梨乃は教室に残っておしゃべりをしていた



「えーー
…いると思う??笑」



私たちは珍しく恋ばなをしていた。


私は恋ばなとかゆーガラじゃないから(笑)



「なにそれーっ(笑)
あーいるんだぁっ♪」



いるけどさぁーっ!!



私は自分の好きな人は一度も友達とかに言ったことがない。



だから今さら他人にいうのもなんだか恥ずかしい(笑)





――――――――私は




この時なぜ恋ばなをしてしまったのか



後々後悔することになる




だけどこのころの私には



そんなことがわかるわけがない。





もうこの時から私たちの関係が崩れる予兆の

足音が忍び寄っていたのかもしれない。