「っふ、まぁ、イトコだから結菜ちゃんが思ってることは勘違い、だよ」





お腹を押さえながら、彼女が言う。






「っ、そうそう。」




カレはもう涙目だ。





「っ…し、あぁ、辛かった…!」





笑いを堪えるのは苦しいけどさ…!





「まぁ、すぐに結菜に気づかなくてごめん。化粧が濃くてわかんなかった」






化粧が濃かった?





「女って化けるんだなって改めて感じたよ」





ニコッと笑いながら、カレが言う。