「いいわ…。でも、ショックが大きいでしょう…。泣かないでね…?」
「はい。」


多分、泣く。
 でも、泣かないように、努力はしよう。


そ-っと立ち上がる。
 「ッいた…。」
体中が痛かった。
おばさんに支えてもらいながら大樹の部屋へ行く。

  ガラガラ…

あたしの部屋とは違って、ドラマで見たことのある機械が、たくさん置いてあって、大樹につながっていた。

「…。」
言葉が出ない。
「これが、大樹よ。かろうじて呼吸してるの。」
涙目のおばさん。
無理してるんだろぅな…。

なんで、大樹なの??
   お願い。目を…意識を取り戻して。