何分かが経った。
 ガラガラ…
「…美紀ちゃん…??」
「おばさん…!!」

大樹のおばさんだ。
「よかッ…よかったぁ!!!!」

そぅ言うと、おばさんは、あたしに抱き着いてくれた。
「大丈夫なの??痛いわよねぇ…」
「大丈夫ですョ…あの…大樹に…会いたいんですけど。」

「……。」

沈黙。
 ダメなの…かなぁ??