天使になった悪魔

翌日。
あたしは、完全に意識を取り戻した。

「…愛華ちゃん。大樹は??」
「・・・・・・・・・あたし、わかんないの。達也君も、敦史くんも、教えてくんない。」
「…そっか……」

嫌な予感が頭をよぎる。

コンコン
「美紀ちゃん、大丈夫かぁ-?」
達也君と、目を赤くした敦史君が部屋に来た。
「あ、うん。大丈夫、ちょっと、痛いけどね」
「よかった、意識戻って。」


少し話をした。


「ねぇ、大樹は??」