「あっ・・・観覧車」








まだ観覧車乗ってなかったな。





観覧車をじっと見つめるあたしに気づいたのか竹中が口を開いた。







「観覧車乗るか?」


「えっいいの?」


「当然」






そう言ってあたしの手を握り観覧車の方へ行く。






自然とあたしは竹中の手を握り返していた。




それに気づいた竹中は幸せそうに笑っていたことはあたしは知らない。