先輩がわたしの耳元で呟いた。


わたしが一番聞きたかったこと。


「矢藤、先輩っ!好き、大好きですっ」


「矢藤じゃなくて、宗也って呼べよ。」


 わたしは今日も先輩の甘い声に翻弄される。


「そんなっ・・。呼び捨てなんて、出来ませんよ・・。」


「言わなかったら・・・キスする。」


「えぇっ!!」


 先輩はほら、早く。とでも言いたげな目をしている。


今にもキスされそう。