「始めなきゃ、始まらないよ」

隣で太陽を見上げる皐。

幸せオーラに、私まで包まれちゃう。

「ほら、私の奇跡。分けてあげるから!」

皐の手には、四葉のクローバー。

「いつのまに!?」

「今。っていうのはウソ。前に、公園で遊んでたとき文と見つけたの。そのときの願い叶ったから」

ウィンクする皐。

幸運のお守りだね。

私は、クローバーを本に挟んだ。




・・・・・私の願いも、叶いますように・・・・