私が彼方に、近づくと彼方が、私をぎゅって抱きしめた。 私が戸惑っていると、 「奏、無理はするなよ。いつでも俺を頼って」 と言うと、体を離した。 「奏は、海で泳いだらダメ。亜美ちゃんと砂浜で遊びなさい」 命令されたら、守るしかない。 それにしても、気づいたのかな? 私の体調…。 今日は、おとなしく、亜美と待っていよう。 「わかった」 私達は、手をつないで、子供達の所へ行った。