しばらくして、吐き気が、収まると、亜美と一緒に、トイレを出た。



すると、外で待っていたのは、彼方と、智貴君だった。



「どうした?大丈夫か?」


「少し、車酔いしたみたい。全然大丈夫よ」


彼方は、わたしの腕をもち、脈をはかり、おでこに手を当てると


「無理するなよ」


と言って、一緒に、車に戻った。