「私…彼方の反対を押し切ってまで看護師に戻ることを決めた。だから、妻も母も看護師も中途半端にすることができなかった。他のお母さんはできるのに、何で私にはできないのか、苦しかった」 彼方は何も言わず、ただ私を抱きしめてくれた。 「奏は何で他のお母さんと比べるの?じゃあ、奏は俺や椿、大河達を他のお父さんや子供達と比べるのかな?」 彼方はきちんと目を見て話してくれる。 「…比べない。私の旦那は彼方だけだし、子供達も、椿と大河だもん」 彼方はにっこり笑うと、