図書室を管理している
おばちゃん先生は良く、ここの戸締まりを
忘れるので
朝っぱらからでも図書室に
入れるのだ。

私は適当に本を選び、
席についた。
何ページか読んだ後に
図書室の戸がいきなり開いた。

もし、先生だったら
見つかったら相当危ない。
私は縮こまりながら体を
震えさせていた。

「八田堀?」

私の恐怖はピークに達した。

覚悟を決めて
ゆっくりと声の主を確認した。