そんな日が続いたある日、
私はいかにもガラの悪そうな
上級生に絡まれた。
「コイツ、一颯の彼女だってよ。」
「まぢ?ちょー普通じゃん(笑)」
「ちょっと顔貸せよ。」
「えっ・・・!?ちょっ!やだ!!
痛い!!離して!!」
無理矢理腕を掴まれて
抵抗する私を
離さない為か上級生は
掴んでた手に力を込める。
「本当やだ!いい加減離して!!」
「オイっ!お前等何してんだ!?」
「やべっ。センコーだ。行こーぜ。」
私に駆け寄って先生が言った。
「オイっ」!大丈夫か?
これからはもう一颯とは関わるな。
あいつは退学にする。」
その言葉に私は
我慢していた涙が溢れ出た。
恐怖と安心と悔しさみたいな
感情が入り混じっていた。
