チッ チッ チッ チッ 時計の秒針が、まだ パジャマ姿でベッドに 横になっているあたしを、 「早く起きろ」と急かす。 それでもあたしは、眠い。 起きる気力さえ、この 凄まじい眠気に奪われる。 「まゆりー?早く起きなさいよ、今日から新学期よ?」 なのにお母さんは、加減なしに あたしを無理矢理起こしに来る。 「やだ。行かない」なんて言ったら、 どうなることか? そんなの、馬鹿なあたしにだって、 直接見たように、はっきり分かってる。