「ただいま」




「あ、坊ちゃん!どこ行ってたんですか?

由愛様と一緒だったのですね?


私寿命が縮まるところでした。

無断で休むことは許されませんよ?


今日は私が徹夜で今日の分の授業の指導を致します。


では、まず数学から行きます」




その後、みっちり遥さんの指導を受けたのは言うまでもない。



「坊ちゃんも、寝てしまいましたし今日の分も終わりましたのでそろそろお休みになりましょうか。」



「あ、はい」



遙さんは学校の先生よりもわかりやすく、とても助かった



「あの、遙さん。
・・・真ってとってもいい人ですね。」



私がそう言うと、遥さんは目を大きくして咳払いをした



「すいません。意外すぎて・・・
今日、坊ちゃんと何かありましたか?」



私はうなづくと遥さんは「そうですか・・・」と呟いて



「坊ちゃんも、成長されているようで」



と満面の笑みを浮かべていた