「いってきまーす」




玄関を出ると、すぐ横に真が眠そうな顔で壁に持たれていた




「どうしたの?」




真はいつも私より先に行くか後に出るかなのに待っているのはおかしい




「・・・今から暇?」




「え?」




今から学校でしょ?




「行くよ」




「ちょ、どこに」




真は私の手を強引に引っ張ってひたすら走った


私も真のペースでひたすら走った



走ったあとは、疲れたけどスッキリしていた




「ハァ、ハァ・・・なんなの?」




「・・・お前、ムカツク」




「はぁ?」




そんな事が言いたくてわざわざ走ったの?