『…いらない…俺…帰るわ…』 咲き始めた桜の花びらが春風に煽られながら舞っていくと共にコウジが公園を出た 広い公園にただ二人っきりでベンチに腰掛け.私はずっとコウの手を握りしめてたんだ 一生側にいてね 離れちゃ嫌だよ って言葉ぢゃなく繋いだ手から テレパシーを伝えるかのようにギュッと強く握りしめたんだ でもさ イヤだったんでしょ? 最初っから私の亊なんて眼中にはなかったんだよね? 君はいつになったら本気で私だけを見てくれるの…? ハッキリしてよ…コウ…