背後から聞こえてきた声に振り向くと、そこにいたのは頬杖をついてこちらを見ている美少年だった


「あなたの方が、可愛いわ」


私がそう言うと、彼は一瞬きょとんとした顔になった後、笑い出した


「男に可愛いなんて言っちゃ駄目だよ」


「それは失礼」