その瞬間、彼との間に分厚い壁が出来たような気がした


唯一心置きなく話せる友達だと思っていたが、どうやら彼も周りの皆と変わらないらしい


「そうだね」


私は適当に返事をして、前を向いた


その後も彼は何か言っていたが、私は軽く受け流していた