黒の女



その瞬間、涙が頬を伝った


止めようとしても、後から後からどんどんと溢れてくる


「拓弥を、傷つけたくない・・・」


「俺はお前に振られた方が傷つくんだよ」


そう言いながら、拓弥は私の身体をきつく抱きしめた


「私と一緒にいたら、命狙われるかもよ?」


「そん時は助けてくれよ」


「私が狙われて、先に死んじゃうかもよ?」


「そん時は俺が守ってやるよ」