「おかえり。」

「ただいま。」

リビングに入ると、テレビを見ながら夕食を食べている父と母がいた。

私も2人の所に行き、夕食をとった。

「あ、明日友達とカラオケ行くから。帰るのは7時くらいだからご飯はいいからね。」

そういう私に「またか。」と言うように「はいはい。」という母。

私は母の反応を見た後、テレビに目を向けた。

ニュースでは増える自殺者の話をしていた。

でも、今の私には全く興味の無いことだった。

夕食を食べ終えると、私は部屋に戻り、明日のために早めに睡眠を取ることにした。

次の日は早めに目が覚めた。

小さい頃から、ワクワクすることがあると楽しみで早めに起きてしまう。

私はそんな自分に苦笑しながらベッドから出た。

時間はたっぷりあるため、服をゆっくりと選び、鏡の前で服をとっかえひっかえしていた。