「余計なこと言うなっつーの!」
彩さんが、横から塩原さんの頭をバシッと平手打ちした。
「ちょうのもサッサと行く!間に合わないわよ?」
「いってぇ…」
悶える旦那に構うことなく、睨みをきかせる彩さんと確かに一刻の猶予もないことを伝える駅入り口の時計に後押しされ。
俺は駅構内に足を踏み入れた。
東京行きの乗車券を買うと、既にホームに到着していた新幹線に慌てて乗り込んだ。
自由席に腰を下ろすと、それを見計らったかのように発車して地元の駅を後にした。
文明の利器に乗って、酷な程あっという間に東京に到着した。
只今、作品展会場である大手製菓材料メーカーのビル内。エレベーター前。
結局のところ。
『絶対に来て欲しいの』という言葉の意味とか。理由とか。鈍感な俺には分からず終い。
それでも俺には、金本さんの作品が展示されているフロアのボタンを押すという選択肢しかなかった。
閉幕間際の為か。会場は人が疎ら。
閑散としたエレベーターにひとり乗り込んだ。
彩さんが、横から塩原さんの頭をバシッと平手打ちした。
「ちょうのもサッサと行く!間に合わないわよ?」
「いってぇ…」
悶える旦那に構うことなく、睨みをきかせる彩さんと確かに一刻の猶予もないことを伝える駅入り口の時計に後押しされ。
俺は駅構内に足を踏み入れた。
東京行きの乗車券を買うと、既にホームに到着していた新幹線に慌てて乗り込んだ。
自由席に腰を下ろすと、それを見計らったかのように発車して地元の駅を後にした。
文明の利器に乗って、酷な程あっという間に東京に到着した。
只今、作品展会場である大手製菓材料メーカーのビル内。エレベーター前。
結局のところ。
『絶対に来て欲しいの』という言葉の意味とか。理由とか。鈍感な俺には分からず終い。
それでも俺には、金本さんの作品が展示されているフロアのボタンを押すという選択肢しかなかった。
閉幕間際の為か。会場は人が疎ら。
閑散としたエレベーターにひとり乗り込んだ。
