「ちょっ……、彩さんっ!?」
どこかに連行されようとする俺を目の当たりにして。
それまで突然の出来事に唖然としていた莉緒は、ハッとして我に返ったようだった。
「ちょっと!何なのよ!?あんたっっ」
必死に追い掛け、空いている俺のもう一方の腕を掴もうとした。
パシッ
「悪いけど、長野貸りてくから」
しかし、その手は無情にも誰かの手により掴まれ阻止されてしまった。
「塩原さん……?」
その誰かは、彩さんの旦那であり営業課時代の先輩でもある塩原公平。
どうして社内でも有名なおしどり夫婦が、ここにいるのだろう?
突然過ぎて目まぐるしい出来事に俺の鈍い思考回路がついてく筈もなく、何だか頭の中がゴチャゴチャになる。
塩原さんが莉緒を引き留めている間に、近くに路駐してあった彩さんの愛車である真っ赤な軽自動車の後部座席に押し込まれた。
彩さんは助手席へ。
莉緒の手を離して塩原さんも素早くこちらに走ってきて、運転席へ乗り込んだ。
どこかに連行されようとする俺を目の当たりにして。
それまで突然の出来事に唖然としていた莉緒は、ハッとして我に返ったようだった。
「ちょっと!何なのよ!?あんたっっ」
必死に追い掛け、空いている俺のもう一方の腕を掴もうとした。
パシッ
「悪いけど、長野貸りてくから」
しかし、その手は無情にも誰かの手により掴まれ阻止されてしまった。
「塩原さん……?」
その誰かは、彩さんの旦那であり営業課時代の先輩でもある塩原公平。
どうして社内でも有名なおしどり夫婦が、ここにいるのだろう?
突然過ぎて目まぐるしい出来事に俺の鈍い思考回路がついてく筈もなく、何だか頭の中がゴチャゴチャになる。
塩原さんが莉緒を引き留めている間に、近くに路駐してあった彩さんの愛車である真っ赤な軽自動車の後部座席に押し込まれた。
彩さんは助手席へ。
莉緒の手を離して塩原さんも素早くこちらに走ってきて、運転席へ乗り込んだ。
