そして、その何かこそがチケットだったに違いない。
「莉緒…。返して?」
宥めるよう慎重に言った言葉に、「イヤッ!」と莉緒は首を横に振った後。
「あのひとのとこ…。行かないで……」
肉食系女子らしからぬ、今にも消え入りそうな声と瞳で懇願した。
「作品展。見に行くだけだから…」
「勇人はそのつもりでも、あのひとはそうじゃないかもしれないでしょっ!?」
「莉緒?」
突然ものすごい剣幕で捲し立てる莉緒に違和感を覚えていると。
「ちょっと失礼~」
神出鬼没。
莉緒の背後から突然現れ、莉緒が手に握っていたチケットをヒョイッと取り上げたその人物は……。
「彩さんっっ!!?」
非常にイイ性格をしていらっしゃる只今妊娠3ヶ月の塩原彩だった。
「ほらっ。行くわよ。ちょうの」
突然出現した彩さんに驚いていると、突然腕をグイッと引っ張られた。
「莉緒…。返して?」
宥めるよう慎重に言った言葉に、「イヤッ!」と莉緒は首を横に振った後。
「あのひとのとこ…。行かないで……」
肉食系女子らしからぬ、今にも消え入りそうな声と瞳で懇願した。
「作品展。見に行くだけだから…」
「勇人はそのつもりでも、あのひとはそうじゃないかもしれないでしょっ!?」
「莉緒?」
突然ものすごい剣幕で捲し立てる莉緒に違和感を覚えていると。
「ちょっと失礼~」
神出鬼没。
莉緒の背後から突然現れ、莉緒が手に握っていたチケットをヒョイッと取り上げたその人物は……。
「彩さんっっ!!?」
非常にイイ性格をしていらっしゃる只今妊娠3ヶ月の塩原彩だった。
「ほらっ。行くわよ。ちょうの」
突然出現した彩さんに驚いていると、突然腕をグイッと引っ張られた。
