「あのひとのとこ…。行かないで……」
ドクンッッ
鼓動が高鳴る音が、聞こえた。
多分莉緒の言うあのひとは、俺の想ってるあのひとなわけで。
「莉緒?どうして……」
更に面食らう俺を睨み付けながら、バッグから一枚の紙を取り出し見せ付けながら言った。
「これに行くつもりなんでしょ?」
それは、明らかに俺を悩ませ思慮させる国内最大級洋菓子作品展TOKYO ケーキショーのチケットだった。
何故莉緒がチケットを持っているのかと絶句して思案していると、珍しく俺の鈍感な思考回路が冴え渡り機能した。
「あの時か……」
心当たりがひとつ。
宅配便の来た夜を思い出す。
―――『莉緒。印鑑あった?』
あの晩本当はサインでもいいけど好意を無下に出来なくて、印鑑を探す莉緒の様子を見に行った。
『え?あっ、うん!あったよぉ』
今思うと、あの時莉緒は咄嗟に何かを後ろ手に隠してた。
ドクンッッ
鼓動が高鳴る音が、聞こえた。
多分莉緒の言うあのひとは、俺の想ってるあのひとなわけで。
「莉緒?どうして……」
更に面食らう俺を睨み付けながら、バッグから一枚の紙を取り出し見せ付けながら言った。
「これに行くつもりなんでしょ?」
それは、明らかに俺を悩ませ思慮させる国内最大級洋菓子作品展TOKYO ケーキショーのチケットだった。
何故莉緒がチケットを持っているのかと絶句して思案していると、珍しく俺の鈍感な思考回路が冴え渡り機能した。
「あの時か……」
心当たりがひとつ。
宅配便の来た夜を思い出す。
―――『莉緒。印鑑あった?』
あの晩本当はサインでもいいけど好意を無下に出来なくて、印鑑を探す莉緒の様子を見に行った。
『え?あっ、うん!あったよぉ』
今思うと、あの時莉緒は咄嗟に何かを後ろ手に隠してた。
