彼女は予想の斜め上を行く

「おいっ!長野っっ!!」

怪訝な顔をした可愛い過ぎるその人は、口元に両手を添えて俺の耳元で大声で呼び掛けた。

「うわっ!?」

「やっと気付いた……」

大声に驚いた俺を見て、金本さんは半ば呆れたような表情を浮かべてた。

申し訳なく思い、少しションボリしながら「すみません…」と謝った。

「意識飛んでたよ?なに考えてたの?」

あなたの可愛い過ぎる姿を見て、脳内トリップへ少々……とは言うわけにもいかず、ひたすら笑って誤魔化した。

「まぁ、いいや。行こ?」

そう言って隣に並ぶ金本さんを俺は、改めてマジマジと見る。



普段コック帽を被りポニーテールかお団子にしている長い髪は、緩く巻かれハーフアップにしている。

真っ白なシャツブラウスは、ボタンに逸って、シンプルなフリルがあしらわれ袖部分がカットワークレースになっている。

紺色の膝丈スカートは、ふんわりとしたAラインでシフォン素材が清涼感を感じさせる。

足元は、リボンのついたピンクのローヒールパンプス。