彼氏が後輩に誉められて嬉しいから、ニコニコしてるんだ。
そう解釈したいのに。
今は、全然出来そうもない。
「勇人に……なんかされてない?」
ソファーに座ったまま唐突に葵をギュッと抱き締めて、耳元で囁くように質問した。
「…ん。されてない…よ?」
耳が弱点の葵はピクリと体を震わせ、俺の体を両手で押し返そうとしながら答えた。
心まで突き放されそうな気がして、慌てて葵を抱き寄せた。
「ひろゆき…?」
慌てる俺に気付いて葵が名前を呼んだけど、なんにも聞きたくなくて少し厚めの小さな唇を自分の唇で塞いだ。
―――そこからは、もう止まらなかった。
いつの間にか二人とも一糸纏わぬ姿で、ソファーの上でひとつになってた。
「なんか…裕行らしくない……」
「……葵の気のせいじゃね?」
甘い声と荒い息づかい。
涙眼で頬を紅潮させた欲情させるような顔で言われた言葉を一蹴した。
そう解釈したいのに。
今は、全然出来そうもない。
「勇人に……なんかされてない?」
ソファーに座ったまま唐突に葵をギュッと抱き締めて、耳元で囁くように質問した。
「…ん。されてない…よ?」
耳が弱点の葵はピクリと体を震わせ、俺の体を両手で押し返そうとしながら答えた。
心まで突き放されそうな気がして、慌てて葵を抱き寄せた。
「ひろゆき…?」
慌てる俺に気付いて葵が名前を呼んだけど、なんにも聞きたくなくて少し厚めの小さな唇を自分の唇で塞いだ。
―――そこからは、もう止まらなかった。
いつの間にか二人とも一糸纏わぬ姿で、ソファーの上でひとつになってた。
「なんか…裕行らしくない……」
「……葵の気のせいじゃね?」
甘い声と荒い息づかい。
涙眼で頬を紅潮させた欲情させるような顔で言われた言葉を一蹴した。
