ガタンっと椅子を倒しながら
立ち上がり私に近づく奥野先生。



やだ…怖い…



ぎゅっと手が握られる。


体育の先生だから?
力が強すぎて振りほどけない。




「高尾なんてやめて
俺にして…?」




こわい、こわい、こわい…






先生っ…!