「私、高尾先生のお手伝い係りで やってきているのに 高尾先生が私の代わりに 怒られたり、謝ったり。 逆に迷惑かけちゃってるんですよね。 私居ない方がよかったのかもって。 でも先生は嫌な顔ひとつせずに…」 「川澄先生。」 いきなり声をかけられる。 「へ?」 「僕が朝渡したいちごのキャンディー 食べてください。」 言われるままにポーチから キャンディーを取り出す。