「チケット…忘れたみたい…」 ガタガタッと先生が旅のしおりを 落とす。 「冗談じゃ…ないよな…?」 この私の血の気が引いている顔で どうやって冗談言うのよ…。 「と、とりあえず電話しておくから。 お前は心配すんなよ。」 あ…先生も動揺してる… もう私どうしよう… 先生に迷惑ばっかかけてる…。