「まだしんどい?」 頭をくしゃくしゃと撫でながら 小さい、低い声でささやく。 先生…別の意味で心臓がしんどいです。 いつでも、どこでも、 先生は私をキュンキュンさせてくれる。 すると目の前の景色が一瞬にして 真っ暗で見えなくなった。 あ、トンネルか…。 バスのエンジン音がトンネルに響いている。 ふっ… 「…え。」