扉の前には仁王立ちの高尾先生。 よりによって何で今来るの!? 先生は無表情。 足音もいつもより大きい。 そして高尾先生は奥野先生のそばまで よって、低い声で言った。 「今から修学旅行なの、分かってんの? 生徒の命を預かるんだぞ。 教師がそんな浮かれた気持ちで行って 生徒をしっかりと守れるのかよ?」 怖い、怖い。 こんな先生見たことない。