マイの部屋の隣。 四人は、テグレンの部屋に移動した。 数十歩の歩を刻みつつ、最後尾のイサは考えていた。 “マイを、父さんに会わせてはいけない。 でも、自然の神達のことも放ってはおけないし……。 カーティスの言うように、父さんが何らかの方法で自然の神達の力を吸い取っているのだとしたら、 彼らを助けるために、俺が動くべきなんだ。 マイを、もう一度、旅に誘ってみようか……? でも、何て切り出したらいい? 過去を悟られないようにマイを誘うには、どうしたらいい?”