「…お願いがあるの。…これを…先輩に…」 弱々しい手から一通の手紙があった。 「わかった、わかったから、生きて!!」 「…ごめんね、陽菜…。無理みたい…」 それが麻璃華の最後だった。 私の手の中に麻璃華から渡された手紙。 それを先輩に渡して麻璃華のお願いは叶う…。 麻璃華…―天国は綺麗ですか? 私の親友は大好きな星の上に行ってしまった。