ポン 優しく先輩たちを彼が撫でた。 「素直でよろしい。さぁ、はやく教室に戻って」 「は、はい!」 先輩たちはちょっと頬をそめて教室に戻っていった。 「あ、あの…ありがとう…ございます…」 「怪我がなくてよかったです」 この人は人が傷つくのをみたくない人なんだなと思った。 「でも…君もあんな喧嘩するから絡まれるんですよ?これからはちゃんとやめるように!いいですね?」 「あ、はい。すみません」