いつのまにか太陽が少しだけのぼっていて 真っ暗だった世界に少しだけ光がさしていた。 「もぉつくぞ」 「どこに?」 「・・・お前なぁ」 掴まってる背中から殺気を感じて、急いで言い直す。 「海ですっ」 確かに微かに海の磯の香りがするし、潮風ゎ冷たい。