彼は私に従順なり。【完】


私の腕に何十回とつけた傷は
過去に関わった他人との問題だった

それを誰かに話そうと思わなかったのは
プライドがあったからだった

弱いなんて思われたくなくて

だけど本当はすぐにでも
手をさしのばしてほしかった