ーSide 柚葉ー



「圭人くーん♪」



繭ちゃんが圭人の所へ走ってくのが見える。



圭人は困った顔をしている。



「また、繭ちゃんやってるよ」



隣にいた菜月が行った。



「だねー…」



あたしは力なく言った。



「あんたムカつかないの!?繭ちゃん知ってるのに、圭人君に手ぇ出したんだよ!?普通ムカつくでしょ!?」



そりゃ、思ってるに決まってるでしょうが!!



あたしは手に力を入れて



「思ってるに決まってるでしょ!?あたしは悲劇のヒロインじゃないんだよ!?ホントムカつくし!!」



ってあたしは吐き出してやった(笑)(笑)