「山下くーん!!」



クラスの女子が窓際の方を見ながら叫んだ。



友達と話していたのを止めてあたしの方を見た。



こっち向いたぁー♪



でも圭人の顔は戸惑っていた。



多分なれていないんだなぁ…。



あたしは圭人に向かって手を振った。



「圭人ー!!」



圭人が慌ててあたしの方に走って来た。



「どぉしたんですか!?柚葉さん!?」



あたしの名前知ってるんだ…。



そりゃ、そっか。告ってきたもんね。