聞き慣れてる声が聞こえた。



この声は間違いない。



「あっち行って」



あたしは強がりだから、強がる事しか出来ない。



ホントは別れたくない。



って言いたい。



「俺…ッ」



「向こう行ってよ!!」



あたしの発した声が部屋中に響く。



カタンッ



たったたー…



圭人はどこかへ行ってしまった。



なんで…あたしは、こんなにも強がりなのか。



「うっ…」