ーSide 柚葉ー



あり得ない…。



あり得ない…。



あり得ない!!



あたしは涙を堪えながら廊下を小走りで通った。



すかさず、今は使われてない、古い教室に入った。



あたしは脱力しながらへなへなと床へ落ちた。



ホントになんなの。



どういう事なの…。



まさか…、圭人の好きな人が…繭ちゃんだったなんて…。



なんであたしの中に手紙を入れたの??



……。



分かっちゃたかも…。



あたしと繭ちゃんの下駄箱…隣だ…。