「あっ、あたしそろそろ帰ろうかなぁ」



時計を見ながら言った。



まだ6時30分。



柚葉が言うならしょうがないよね。



「分かった。送ってくよ」



心よく言ったはずなのに。



「あたし帰っていいのー??」



しょぼんとしながら言う柚葉。



さっきまで強引だったのに、今じゃぁ悲しそうにしている。



なんか、柚葉と居たら飽きないなぁ。



「まだ居てくれるの??」



ちょっとの期待を込めて言った。



「居てもいいの??」



可愛いく首を傾げて言う。



反則だって。