ちょっと顔を赤くする圭人。



こっちまで赤くなっちゃうじゃない。



「はい…」



圭人は差し出した左手を掴んで引っ張るように歩き出した。



でもペースわあたしにあわせてくれてる。



「家どこら辺なの??」



「もう少しです」



ニコッと笑う圭人に何も言えないあたし。



「へぇ…」



徒歩5分。



早、圭人家に着いてしまった。



普通にある住宅街の一軒家。