「はっはい…」



先輩にしては声が少し低いような気がする。



でもまぁ久しぶりに聞いた声だから俺の思い違いだろう。



「いいよ。付き合ってあげる」



まぢで!?



俺は顔を上げた。



そこにいたのはー…



………。



悪で有名な…咲岡柚葉先輩。



「あ…れ…??」



俺は間抜けな声を出してしまった。



「何ー??あたしがOKするとは思わなかったのー??」



クスクス言いながら笑う先輩。



完全に勘違いしてる。