だって緊張するんだもん…。



なんて…



なんて!



なんて言えません…。



だってあたしってドントコイ!



みたいなタイプっぽいじゃん??



でも、やっぱり緊張はするんだよねー。



やっぱり人間だしね。



「なっ、なんでもないわよ」



あたしは下を向きながら言った。



「着いた」



急いで上を見上げる。



「きれー…」



それが一番最初に出た言葉だった。