あたし様の恋事情【完】

パシッ



圭人があたしの手をとってくれたのかなぁ??



あたしはゆっくり後ろを向いた。



「ちょっと…来て」



圭人はあたしにゆっくり言った。



あたしはただボーッとついて行くことしか出来なくて、疑問ばかりで…。



あたしのペースに合わせてくれてるのかのんびり歩いてる。



あたし達はいつも2人になりたい時に行く、古い使われてない教室に入った。



「…なんで帰ろうとしたの??」



「……」



あたしは黙って何も言えない。