「柚葉、可愛い」



俺は柚葉の背中に手を回した。



柚葉の体がビクッと震え、ゆっくり俺の背中に柚葉の手が回った。



「どーしてこんな事するの??」



そんなの決まってるじゃん。



「柚葉が好きだから」



やっと言えた…。



「でも…、繭ちゃんは…??」



「繭さんは中学の時の憧れ。俺が好きなのは…柚葉だけだから」



もう絶対放したくない。



いや、放さない。