「嘘じゃないよ?覚えてない?幼かった頃の事」



幼かった頃の事.......?



ダメだ。
また頭が痛くなる。



「幼かった頃、僕等幼なじみで、奈悉が引っ越す事になって、僕がプロポーズしたの。その時は、指輪持ってないから、かわりにその髪留めあげた」



へぇー。


わかんないや。





「でも、結婚まではいきなりは無理かな。
まず付き合ってみてから」


「別にいーよ」



良かった。




この髪留め、大事にしとかなきゃ。






でも、どうしても悪い予感がするのは、気のせいですかーーーー。