「覚えてんの?」



当たり前の事を言われ、目を見開く。

「当たり前でしょ」



お母さんに言われた通りに言い返した。


「奈悉~」



ん?!


何で泣くの?!



「フッ。まあ、これで良かったとして、早く帰れ」